懐かしい未来

真夏に打ち込む (8月終わりの頃聴いたラジオ)

ちょっとだけ今日思い出したのだが、先月終わりに車の中で聴いたラジオの話しのことを書く。 あれは、たしか8月も終わり、9月に変わろうとしていた頃だった。わたしは、車で100円ショップにかっていた。たしか、土曜か日曜の昼間で、出勤途上であったか、母…

セミ初鳴き「ラジオ」な日々、半醒半睡で読んだ本

(いきなり「日記」モードですが、、)昨日から今朝にかけ、夜勤だった。しかし、朝、母をディケアに連れていくために、1時間だけ寝て、半睡で無理矢理ふとんから身体を引き剥がした感じ。 台風は、結局というか(テレビではかなりな警戒を呼び掛けていた)…

同窓会 懐かしい人からの携帯メール

昨日、夜勤中前の会社の同僚のいるか君(仮名)からメールがあった。 彼の手帳によると、昨年の12月初旬に京都に来て、わたしと一緒にラーメンを食べに行った。たしか紅葉を見に来たのだ。 わたしはあれからもう1年経ったことに軽いショックを覚えた。しか…

大阪の不思議さ〜浪花の珍百景

昨日は天候に恵まれ、蒸し暑くもなく、好天、適度に雲が出て陽射しもきつくない。 元会社のNさんの四十九日の日、ささやかな偲ぶ会と称した会食があり、久しぶりに大阪に。 朝はついでにNさんのご家族にちょっとした伝言もあり、先月うかがったK長野へ出…

ほたるを追って

梅雨だというのに、日照りが続く。日中は、京都はかなりの暑さで、たぶん昨日は35度越えのところもあったようだ。毎年、6月の半ばは、蛍のシーズンである。京都の鴨川の横のみそそぎ川(丸太町と二条の間から鴨川と平行して流れ、二条大橋を過ぎて、支流が東…

ブッダカフェ第25回

ずいぶん更新を休んでしまいました。 連休も終り、すでに5月も。ちょっと前まで、寒いような気がしたのに、うそのように暑くなり。とくに書くようなことは、なかったわけではないですが、あれですね、村上春樹さんが連休の最終日の6日に、京都のとある国立大…

山田太一『男たちの旅路』を観る#1成立ち〜吉岡司令補は「帰ってきたウルトラマン」?

昨日久方ぶりにETVアーカイブスの敬老の日特集でテレビドラマの脚本家山田太一さんのたぶん昔のインタビューを放映していた。 そのなかで代表作の『男たちの旅路』を部分的(「シルバーシート」というタイトルのストーリーの一部であった)に紹介している…

9月、蝉鳴きやみ、日差し和らぎ、ラジオからバカラック…

昨日の暑さとはうって変わり、今日曇り空に、吹く風に、まぎれもない秋の匂い。 昨日は炎天下の中、畑に久しぶりに出向き、水やりや生ゴミやり(土に埋め肥料にする)をした。 水やりも丸々一週間できず、畑までは自転車で30分かかり、しかも山の中腹に近く…

「祇園祭が終われば夏本番」と昔の京都と中原中也『夏の日の歌』

宵宵山(月鉾) よく祇園祭が終わるまでは梅雨が明けない、といわれ、例年祇園祭は梅雨の明けないうちに行われ、宵山や宵宵山は雨に襲われ、山鉾巡行の日さえ、雨に見舞われるといった不運な年も少なからずあったように記憶している。 ところが、今年は、ち…

『街歩きの記憶』(山本善行)と「失ってしまったもの」と『中国行きのスロウ・ボート』(村上春樹)について〜ブッダ・カフェ第14回に参加して

最近、時折りお邪魔するようになった京都の銀閣寺の近くにある古書店・善行堂さんの店主山本氏は、「書物エッセイスト」として、時々京都新聞夕刊の「現代のことば」というコラムを担当されているようだ。山本さんは、非常に気さくな店主で、店を訪れる方に…

「居場所」とオウム事件〜1995.6.28朝日新聞(ウォッチ論潮)「若者とらえる底無しの自問とオウム」芹沢俊介 2011.12.5京都新聞「オウム裁判終結(下)〜自分の居場所 持てずに生きる」星野智幸

やっとというべきかついにというべきか、オウム真理教による地下鉄サリン事件他の最後の指名手配容疑者高橋克哉が逮捕された。わたしは知人と一緒にいたマクドナルドでふと見た携帯のニューステロップをみてはじめて気付いた。驚いたのは、それほど逃げてい…

「サリンとセシウム」芹沢俊介と「原子力も世界破壊への信仰〜大澤真幸著『夢よりも深い覚醒へ』書評」田中優子〜もうひとつの『1Q84』

村上春樹の『1Q84』は、現実の1984年を舞台にしている。地下鉄サリン事件の約10年前で、あの事件で明るみになったオウム真理教とその教祖麻原を思わせる人物が出てくる。 昨年末、平田容疑者が自首したが、ちょうどその前月の11月21日に最後の実行犯の死刑が…

2012.5.25 ブッダ・カフェ第13回〜京都疎水は、昔公共プールだった

話したことは(順不同、発言者無記名) ・戦争直後の京都疎水での川遊び ・無声映画『カリガリ博士』と昔の京極映画館と戦争NEWS映画 ・珍しく「体罰」しなかった基督教系学校のある先生の戦中と戦後での一貫した態度(周囲の先生は豹変) ・笹(の全滅と代…

物憂し されど 美しかれ五月

昨日の雨がやみ晴天。 されどなぜだか心は晴れない。 新聞、ニュースでは混迷を極めた政治ととくに昨日は「本土復帰」40年を迎えるも、普天間移設騒動から再燃したかのような基地問題がいまだ一歩も進展せず、複雑かつ忸怩たる沖縄の方々の思いを伝え、考え…

映画『森聞き』上映キャラバン〜東北ボランティアと第一次産業について

標題の映画を昨年だったが11月に見た。 この映画はいわゆる商業映画や自主製作の芸術系映画でもない、ドキュメンタリー映画で、この映画の鑑賞会はNPO法人京都・森と住まい百年の会が主催していた。 3・11以降、こうした第一次産業の見直しの動きがあるよ…

『みんなのカフェ@堺町画廊〜この一年を、ふりかえって〜福島や宮城から京都へ避難して来ている方たちからの発信!2012年3月3日

この間ご案内しました『手業(てわざ)展』の会場におかれていた小さいチラシに、近日あるイベントが載っていたので、紹介します。以下チラシからの引用です。〜2011年3月11日。あれからもうすぐ一年が経とうとしています。 あの日、私達人間は大自然の力の…

手業展〜東北からのキルト展

今日は突然ながら案内です。 ひとつは、実は23日から開催されていますが、今月27日(月)まで、東北の被災地の仮説住宅でくらすかたや、被災もされたしょうがいのあるかたの作業所で、ボランティアのかたがたとともに、作られた民芸的な作品を集めた展覧会が…

農作業〜干しわらの思いでと尾崎豊の人気の頃のこと

今日は日頃手伝いに行っているKZさんのファームで先月すでに苅り、稲木(だが実は建築足場用鉄パイプを組んだ)に干していた米の脱穀をしてきた。 わたしが子供の頃は、近所に田んぼがたくさんあり、稲刈りのあとこの稲木に干された米の稲というものが何重…

ブッダ・カフェ第6回のメモ 「DECO・CHAT」発刊記念〜旅と本について

ブッダ・カフェ第6回に参加。最初にこのカフェのはじまった経緯を扉野さんが語り、つづいてタイトルにある(「デコ・シャ」と読む『DECO・CHAT』[デコ・シャ]vol. 1 発行しました。: 本と暮らす(旧half-moon street 125))旅と本についての25人によるコ…

「歌は終わった。でもメロディが鳴り響いている」(村上春樹)

(見せるべきかどうか迷いますが、捨てるかもしれませんが、その前に見ていただきます。) 「たとえば霧や/あらゆる階段のあしおとのなかから、」 なんて詩を思い出すような季節にもうなった なんてことを書くつもりはなかったのにわたしはただ雲なく晴れわ…

震災と「揺らぎ」と美〜ブッダ・カフェ第5回に参加して

東日本大震災について、月に一度、京都のお寺に集まり語る試み、「ブッダ・カフェ」も25日に第5回を数え、この日は「震災ボランティアの現在」というテーマで、話し合いが持たれた。 詩人のKさんご夫妻が、主催者の扉野さんの招きで参加され、岩手や福島にボ…

木屋町通りのにおい・時代の記憶

「放射能を知ろう」勉強会参加者まだまだ募集中です→http://d.hatena.ne.jp/izai/mobile?word=%2A%5B%B0%C6%C6%E2%5D (追加日程のお知らせ)7月11日(月)17:30〜19:30 内容場所は同じです。 昨日は久しぶりに梅雨らしい雨が降った、と思ったら今日関西は…

2011.5.31 わたしの一日・左京ワンダーランド〜星空スタンプラリー

今日は、一種の旅(時間旅行)のような、一日だった。しかもわたし一人の夢のような。そういう一日を再現するには、おそらくプルーストのような、もしくは金井美恵子のような文才が必要であろう。わたしにはそれは到底無理なので、メモ程度に、しかし少しこ…

東北現地ボランティア説明会〜ボランティアが足りない、、、

以前、東北への物資支援活動を京都でやられていたNPO法人カラーズが、京都室町二条のさいりん館*1にて、現地ボランティアの説明会を行うようだ。 これは、RQという、宮城県で活動をしているNPOの活動報告と、現地ボランティアに参加したい方向けのガ…

植村花菜「トイレの神様」とテネシーワルツの関係・2〜キャンディーズと吉田拓郎の意外な組み合わせ「やさしい悪魔」

さて、昨日の続きです。(なお、昨日の記事には記憶違いによる致命的な誤りがあり、脚注で訂正いたしました。ぜひもう一度ご覧ください→2011-05-05 - 為才の日記) 昨日はまったくタイトルとは関係ないことをつづってしまいましたが、キャンディーズ、懐かし…

東日本大震災ボランティア〜自治体動き出す ユーミン×SONGS「(みんなの)『春よ、来い』プロジェクト」

東日本大震災のボランティアの受入れ態勢が整いつつあるとのことで、昨日の京都新聞に京都府内の在住者、勤務者に向け、被災地へボランティアに参加する一次隊の募集が公示された。 しかし、新聞に載ったのは昨日だが、ネットでは19日から公示されていたらし…

「荒ぶる神の鎮め方」「原発供養」(内田樹の研究室より)とU2の”with or without you"

前回U2の1987年の大ヒット曲”with or without you"を取り上げたのだが、この曲をもう一度聴きなおすため、レンタルCDを借り、歌詞の意味を読み直した。 with or without you/ U2 日本語訳:中川 五郎See the stone set in your eyes きみの瞳に浮かぶ石の…

「原発への警鐘」という本について〜友人からのメール〜U2 with or without you

前回、コメントの返信で「先見性のある学者が、精緻な理論を展開されていたでしょう」と書かせてもらった。 そこで、先日わたしの友人から来ていたメールに、その一例と思われる本のことが書かれていたので、以下そのまま引用する。 ただし、これを以って、…

幸田文『雀の手帖』(新潮文庫)より〜「三月尽」と朝日新聞夕刊より〜鶴見俊輔『身ぶり手ぶりから始めよう』

本を途中まで読んだまま、おきっ放しにして、どこにいったかわからなくなる。わたしの得意技のひとつである。ある日、本棚を見て、なんとなく取り出し、また読み始める。買ったのは、もう何年も前だ。 そうやって、本を「寝かす」と、ウイスキーやワインのよ…

星空〜ひさしぶりにみるような光

今日は仕事だった。帰りにほぼ30分夜道を歩く。そういう気分だった。昨日から風が冷たく、暦とは裏腹の厳しい寒さが居座っている。日曜の夜なので、人が極端に少ない。 ただ、空は見事な星空だった。久しぶりに空を見上げて歩いた。 オリオン座とうみへび座…