映画「真夜中のギタリスト☆」その1

前回レンタルのビデオ(DVD)について書いたのですが、わたしはレンタルビデオを借りるのは本当に少なく、たまたまむかし「ヴェロニカ・マーズ」を見て面白かったから借りつづけていました。

それもかなり以前、近くにレンタル屋さんがあったとき、もう5、6年前で、いまはもうそのビデオ屋さんはなくなっています。

ところが、昨年、きっかけがあり、違うビデオ屋さんに足が向き、そこでレンタルを久々にしたことがありました。

どうしても見たいむかしの映画があり、探しにいったのです。それは幸いありました。それからしばらくのあいだ、いままでのレンタル屋さんにはあまり見かけなかった、ロシアの映画監督・タルコフスキーの映画だけをつづけて借りたりした後 、個人的な事情があり、映画を見る気がまったくおきなくなっていました。

しかし、半年ぶりくらいに、久しぶりにレンタル屋さんでその「真夜中のギタリスト☆」を借りたのです。

以前、「ヴェロニカ」にはまっていた頃、何度かついでに一緒に映画を借りて、そのとき「真夜中のギタリスト☆」を借りた覚えがあります。

最近、知人にある映画のDVDを探しているのだが、なかなかレンタル屋さんに行っても見つからない、と言われ、久しぶりに、その店に足を運びました。

結局、見つからなかったのですが、その「真夜中のギタリスト☆」が目に入り、借りてきました。

以前も面白いなとは思ったのですが、今回はさらに面白く、おまけに感動もしました。

というのは、ストリート・シンガー系の主人公の映画であるからかもしれません。

前に見たときは、わたしはまだ自分で弾き語りをはじめてなかったので、主人公がひどくつかみづらく、シンパシーを感じられませんでした。

主人公は、オタクっぽい青年で、親子関係に悩みというか、かなり深刻な葛藤にさいなまれているのですが、自分の若い頃のイタさが、突き刺さってきました。

ずっとかなり長い間忘れていて会えなかった友達と言えば言い過ぎかもしれませんが、インディーズ系の佳作といった感じの映画です。

日本映画でも、もしかしたらあるかもしれないですが、レンタル屋さんにはこの手の、アマチュアシンガーが主人公の洋画をときたまみかけます。

なんていうジャンルかわたしは知らないですが、ひとむかしまえからの世界的な「弾き語り」ブームの影響かもしれません。