2/25(日)ブッダ・カフェ

久しぶりの更新ですが、案内です。

何度かブッダ・カフェについてはこのサイトで取り上げていますが、明日25日に行われますが、今回能登の震災支援を実際にされている方から報告会というかたちで開催されます。

以下案内です~

ブッダ カフェ no.152

2 月 25 日(日)午後 1 時〜 4 時半

参加費:300円

ブッダ カフェ

長田浩昭さん 報告

能登珠洲市輪島市能登町穴水町)への支援

日時: 2 月 25 日(日)午後 1 〜 3 時

場所:德正寺本堂

2月25日(日)のブッダカフェは、奥能登に生まれ(能登町宇出津うしつ)、奥能登を熟知する長田浩昭おさだひろあきさん(丹波篠山 真宗大谷派 法傳寺 住職)に来ていただき、能登半島地震の発生から2ヶ月弱、奥能登のいま置かれた現状を報告いただきたいと思います。

 長田住職は、1月上旬に物資を車に積んで奥能登の友人知人、被災した旧知の大谷派寺院を訪ねて歩き、「今回の震災は今までの震災とは異なり、半島ゆえの問題」(「〈がんばれ奥能登支援基金 丹波篠山〉ご支援のお願い」案内)が生じていることを痛切に感じられました。それは奥能登出身の長田さんだからこそ見えてくる問題点で、奥能登を支援するための道筋がどこにあるのか、被災地と有志の人々がどのように連携を取るべきか、問題点を見据えた行動が喫緊に求められていると、被災地からいったん戻ってよりずっと考え続けておられたようです。「奥能登を熟知している者として何かできることがあるはずだ」(同前)という模索から、まずは長田さん個人の働きかけで支援基金を開設されました。

 長田さんを通じての奥能登への支援活動は、奥能登とわたしたちを繋ぐ紐帯となることでしょう。同時に、奥能登との繋がりをもつ長田さんの経験値を生かした、わたしたちの行動の指針ともなります。

 2月25日(日)13時から、長田浩昭さんの報告に耳を傾けてみませんか。

Web: https://www.tokushoji1476.com/

みなさまのご参加をお待ちしています。

☆ 「ブッダ・カフェ」: 浄土真宗の僧侶の扉野良人(とびらのらびっと)さんが自身が住職である徳正寺(四条富小路下る)にて主宰されている月一回のゆるい感じの座談イベント。毎月25日13時~16時半に開催。

台風7号

台風7号上陸で今日15日は朝から暴風雨が吹き荒れ、携帯には防災情報のメールが届いた。幸いうちの地域は外れたが、隣接地域は土砂災害警戒警報が出て、その避難勧告だった。

昼間は休みだった。外には一歩も出ずにうちのなかで窓にあたる風雨を気にしながら過ごした。

夕方夜勤に出る準備をして、車ではなくバスで出勤することにした。地下鉄に乗るのだが駅までは歩くとかなりかかるし、雨もまだ降り続いていた。職場近くの道路には街路樹の大きな枝が折れたのが何本も散らばっていた。

だが、もう風はそれほどでなく、雨も小降りになっていた。昨夜から今朝にかけては大変だったらしく、一日違いでえらいことになるはずだった。

台風のお陰?で気温がグッと下がり、身体が楽になった。連日夜中でも汗だくになっていたのだが。だがまた暑さは戻るようだ。

ビデオ屋さんで借りた映画 『アメリカ~家族のいる風景(Don't Come Knocking)』とジェシカ・ラングについて

前回、スペインとカナダの共同製作でハリウッド女優アン・ハザウェイが主演だけでなく製作・指揮もしていた『シンクロナイズド・モンスター』を紹介したが、この映画はまさかの怪獣映画だった。日本のゴジラみたいにベタな怪獣映画ではなく、主人公の女性のリベンジというか、離婚して故郷に帰り出直すドラマが中心で、怪獣はあくまで伏線な訳だったが、、。

製作・指揮というのは、何をしていたかよくわからないが、Wikipediaによれば、この映画の台本をアン・ハザウェイが採用したらしく、彼女が発端であったらしいことが書かれていた。アメリカの怪獣映画としてよく知られているのはキングコングであるが、ハリウッドのオリジナル作品に日本の怪獣映画みたいなのはほかにあまりない。だいたい、あっても恐竜やジョーズ、アマゾンの半魚人、あとゾンビとかでやはり巨大怪獣が出てくるのは日本映画独自なものなのかもしれない。

『シンクロナイズド・モンスター』というように、僕ら的には「怪獣」なのに、たぶん外国人にはモンスターなのであって、たぶんキングコングもモンスターの一種なのだろう。「怪獣」は訳語がないのだ。

さてその数少ないアメリカの怪獣映画の「キングコング」に新人時代出ていたジェシカ・ラングが出ている映画をこの間偶然借りて見た。じつはこの映画もアメリカが舞台だがアメリカ映画ではない。監督はヴェンダースでドイツ人で、製作はドイツとアメリカの共同になっている。

ヴェンダースアメリカが舞台の作品をたくさん作っていて、あの『パリテキサス』もそうだった。その『パリテキサス』で脚本を書いて、たしか出演もしていたサム・シェパードが同じく脚本を書いて、今度は主演している。

サム・シェパードが演じるのはハワード・スペンスという名の西部劇専門の映画俳優である。さしづめクリント・イーストウッドというところか。

ちなみに、わたしは前にあの『バック・トゥ・ザ・フューチャー3』も借りていたが、見た人は覚えていると思うが、主人公マーティがタイムワープした19世紀の西部で名前をきかれ、とっさに「クリント・イーストウッド」と名乗るシーンがあった。

そのハワードだが、なんと映画のロケ撮影中に、現場から撮影用の馬に乗って逃走してしまう。そして、自分の母親がいる故郷に30年ぶりに帰り着く。この逃走の理由はよくわからないが、やがて主人公が数々のスキャンダルで物議をかもしてきた人物だとわかってくるに従い、何やらやらかしたのかもしれない、と推理するが、その母親から「子供はどうしたの?写真はないの?」と尋ねられ、「あなたの子供を生んだって言う女性から大昔に電話があったわよ」という話をきき、物語は一転する。ハワードは心当たりのある映画のロケ地だった場所を訪ね、そこで昔の恋人が店長をしているカフェに偶然はいる。そこには、逆にハワードを探して、そこに旅してきた若い謎めいた女性もいた、、。

ジェシカ・ラングはこのカフェの店長でハワードの恋人ドリーン役をしていた。わたしはその名前に何となく記憶があり、なんだったか思い出せず、ネットで検索したら、さっき書いたみたいにキングコングのヒロイン役で出ていたのだった。

しかし、それでだったとは思えなかった。キングコングを見たのは遥か昔小学生の頃であった。

いったい何で見たのだろう、と思い、Wikipediaジェシカ・ラングをさらにみると、出演作に『ブロークン・フラワーズ』があった。

この映画は、じつは借りてみていた。ジム・ジャームッシュの映画がみたいと思いそのコーナーで見つけて借りた。(わたしが行っているビデオ屋さんは、監督別に映画を分類し並べているコーナーがある。そのコーナーで借りた作品はいままでハズレがない。)

しかしその映画でジェシカ・ラングがどの役をしていたかさだかには覚えがない。

だが、考えれば、この『ブロークン・フラワーズ』と『アメリカ~家族のいる風景』とは、ストーリーはまったく違うがモチーフが一緒なのである。いないと思っていた子供がじつはいて、その子供を探しにいく旅に主人公は出る。そして、形式としては、昔関係のあった女性を訪ねるのである。

その主人公が訪ねる何人かの女性のうちの一人がジェシカ・ラングだったらしいのだが、誰だったかもう思い出せない。

しかし、たぶんどっちかが先だと思うが、この二つの巨匠の映画は、影響を与えあっているに違いない。ジェシカ・ラングが両方の映画に出ているのは決して偶然ではないだろう。

ビデオ屋さんで借りた映画 /アン・ハザウェイの映画その2 『シンクロナイズド・モンスター』

先週は異常な暑さに見舞われた。

コロナになってからずっと中止になっていた祇園祭の屋台が復活して、観光客で町中も一杯になっていた。

たしか昨年のちょうどいま頃、宵山だったか、ライブを見に行った帰りに歩行者天国になっている大通りを歩いた。昨年はまだ屋台が解禁されておらず、人は多かったが心なしか静かだった記憶がある。去年はまだ観光客は受け入れしてなかったからだろうか。

この人混みで思い出すのは、むかしビデオを借りて見た標題の映画で、日本映画の十八番だったSF怪獣映画だ。しかも、以前に取り上げた“Song One”(「ブルックリンの恋人たち」)のアン・ハザウェイが主役で、クレジットを見ると彼女が製作・指揮に携わっている。

この映画に出てくる怪獣はウルトラマンウルトラセブンに出てきた怪獣ににているが、設定がかなり凝っていて、またその背景が、男女関係だったりして、大人向けの話になっていた。

わたしが借りた理由は、パッケージにアン・ハザウェイが製作とか書いてあったから(実際調べたところ彼女だけでなく、他の人との共同になっていた)と、「ダメウーマンが一躍怪獣に、奇想天外のSFムービー」的なことが書いてあり興味を惹かれたからだった。

この「シンクロナイズド」とはなにかと言うと、主人公アン・ハザウェイが自分のダメさが原因でアル中になり、離婚され生まれ故郷に帰る。ある日の夜、家の近くの公園で酔っぱらい暴れた明くる日、ニュースで前夜、韓国に怪獣が現れ、大パニックになったとのことを知るのだが、そのテレビのニュース画面に映った怪獣は、しぐさが微妙に自分に似ていることに気づく。それで彼女は、実験的にその公園にいって同じ場所で動くと、また怪獣が出たとニュースになり、韓国の都市とその公園がシンクロしていることがわかる。

そういう奇想天外な話なのだが、これには彼女の幼馴染みで、いま故郷の町で居酒屋を営んでいる男友達と彼女の子供時代のある体験が原因であることが最後に明かされる。

アン・ハザウェイは離婚して故郷に戻ってきた設定で、その男友達に誘われその居酒屋で働いていて、客である男と男女関係になったことがきっかけで、その男友達が焼きもちを焼き、だんだん本性を表し、彼女にパワハラな行為をしだす。そして、そのシンクロの秘密を知りひと騒動を起こすことになるのだが、、。

この映画はカナダとスペインの共同作品になっているが、どうも製作陣がオタクっぽい人たちみたいな気がする。監督がスペインのひとらしい。

そして、こういうB級SF映画っぽい作品にアン・ハザウェイというハリウッド女優が出ているだけでなく、彼女が指揮していることに興味を覚えたのだが、さすが、製作費が半端でなく、B級作品のチャチさはなかった。

主演だけでなく脇役にも有名な人が起用されているみたいだった(わたしは知らない人だったが

ジェイソンサダイキスが主人公の幼馴染み役ででている)。

映画としてはSong Oneが数段よかったが、面白かった。怪獣映画を久しぶりに見た気がする。

じつはこの映画がきっかけで、このあとしばらく円谷プロのテレビシリーズを思わず借りたりしたのだった(ウルトラQウルトラマン)。

ビデオ屋さんで借りたビデオ~『さよなら私』

ものごとには何にせよきっかけというものがある。

たまたまいま利用しているビデオ屋さんに行きだしたのは、なにがきっかけだったかと考えてみたら、知人に頼まれて、ある映画のビデオ(DVD)を探してほしいと言われ、探しに行ったのがきっかけだったようにおもう。

その目当ての映画はなかったが、代わりに以前借りた映画のビデオを見つけ、懐かしくなって借りたのだ。

それが以前このブログでもとりあげた『真夜中のギタリスト』だった。

ビデオ屋というのは、一度そうやって借りて、返しに行くときにまた借りる、この循環でなりたっている。それは本屋やコンビニと似た構造だ。

いまビデオを借りるのは限りなく安く、つい借りてしまう。いまや携帯スマホですぐに映画も見れてしまうため、先行きは明るくなく、わたしとしては、携帯でまたはネットで、映画を見るのは妙になじめないから、ビデオ屋は末長く存在していてほしい。

その『真夜中のギタリスト』に続けて借りたビデオのなかで、覚えているのはいくつかあるが、その頃は、たしか母がなくなってからそれほど時間がたってなかったせいで、なにもあまり映画や音楽を見たり聴いたりする気持ちがなく、次々にという勢いはまったくなかった。それでかえって覚えているのかもしれないが、たしか、映画ではなく、テレビドラマをレンタルして見た。

それはNHKでやってたドラマらしいが、オンエアのときはわたしはまったく見てない短めの連続ドラマで、タイトルは『さよなら私』だった。

石田ゆりこと永作博美がダブル主演のドラマで、むかし大林監督がつくった『転校生』の設定をパクった感じの、「入れ替わり」がテーマのドラマであった。

二人は親友で、ある日神社に二人でお参りにいき、石段を転がり落ちたことをきっかけに、心と身体が入れ替わってしまう。

かたや石田ゆりこはバリバリのキャリアウーマンで未婚、かたや永作博美は子持ちの主婦で、ライフスタイルがまったく違う。その境遇を入れ替わって体験する。

そして、じつは永作の身体は不治の病に犯されていて、石田のこころは親友になりかわって主婦業と子育てをまっとうし、その親友の死をまさに身をもって迎えざるを得なくなる。それを彼女はどう受け入れるのか。

しかも、なんと永作の夫(藤木直人が演じる)が、石田と不倫していることを、入れ替わりになったため永作は知る。彼女は石田となって夫に抱かれるのだが、それをどう受け止めればいいのか、悩む。

二人には、もう一人ずっと仲良しの親友(鈴木砂羽)がいて、彼女も夫(尾美としのり)の不倫に悩んでいた…。

なかなかいいドラマだった。脚本は岡田恵和だったから、当然かもしれないが。あの連ドラの『ひよっこ』を担当している。

配役もかなりいいというか、大物ばかりを使っている点、さすがだという気がするが、石田ゆりこと永作博美の組み合わせはピッタリな気がした。たしかに逆の配役でも問題はなく思える。

親友というものが、もしいるなら、それが人生にとっていかなるものなのかを、それは語っているのかもしれない。

「意外な幸せ」

今日は意外なことが起こった。なんと、今日仕事の帰りに乗った地下鉄が人身事故で途中の駅で運行をやめ、おろされたのだ。

仕事は朝早くいって、昼過ぎに終わって、一度うちに帰り休んで、また夜、徹夜の夜勤があり出掛けるつもりだった。

乗客はここでは降りない人も、みんなこの駅で降ろされる。ホームで携帯で電話してる人がいたり、改札でバスに乗り換えか遅延届けをもらうためか列を作ったりしていた。

わたしは邪魔くさいので普通に改札をでた。

じつはその駅は、ふだんは素通りの駅で降りることはめったにないのだが、たまたま一週間前に用事があり来ていた。

そこで待ち合わせて、地下鉄で来る知人を迎えに来たのだ。

それを不思議に思う。偶然とは思えない。

その駅にハンバーガー屋さんがあり、むかしは通勤の帰りに、よく来ていたことを思い出す。母がまだ元気で、しかし介護を考えないといけなくなりはじめ、家に帰る前に途中下車し、悩みながらその店をよく利用していた。先週きたときは、牛丼屋さんに入ったので、入れなかったが、今日は入ろうと改札を出ながら考えた。

店のなかにはわたしみたいに突如途中下車したひとがいて、連れの方とそのことを話していた。

たまたまわたしは前日に、これも久しぶりにBOOK・OFFで文庫本を買って、持ってきていた。その本を店のなかでなんと大半読んでしまった。

薄っぺらい文庫本だからだが、そのなかに「意外な幸せ」という文章があった。

それは、つまり一見不便で快適じゃない生活のなかに、むしろ小さな幸せを感じる、みたいなテーマの文章だった。

抜粋すると、

「新しく引っ越したところは、前に住んでいたところよりも二十年ほど古い建物で、水もれするし食器洗い機はないし、食器棚もないし、風呂はためる方法でわかせなかった。前に住んでいたところは台所にいながらにして風呂もわいたし、食器は機械が洗ってくれたし、棚が大きかったのどいろいろな食器をきれいに重ねることができた。

ところが、なんだかわからないが私はものすごく幸せだったのだ。

この感じは文にするのがとってもむつかしい。」

(『バナタイム』よしもとばなな 幻冬舎文庫 p.128)

こうした不慮な事態で、足止めをくらって、どうするか考えながら、しばらくお茶を飲むというのも、同じような感じであるとつくづく思う。そしてかつての自分のことを思いだし、これからのことをすこし考える時間を持てたのことを、幸いにおもう。

しかし今日はまったく外は炎天下で、ついに外に出るとやばい季節についになってきた。これから気を付けないといけない。

Never Let Me Go 歌完成!

このブログも更新が約二ヶ月に一回すればいい方になりつつあって、申し訳ないような有り様ですが、お元気でしょうか。

ずっと前に一度、このブログで、あのノーベル賞作家カズオイシグロの小説゙Never Let Me Go゛(邦題「わたしを離さないで」)とそれを原作にした同名の映画(ハリウッドで作ったらしい)について書いたのだが、そのとき、小説のなかで主人公が好きな歌があり、その歌の名前がそもそも小説のタイトルになっていること、を紹介した。

(参照 https://izai.hatenablog.com/entry/2021/01/27/220307)

その歌は、実際にはなく、小説のなかにしかないフィクショナルな存在であった。しかし、同名のジャズのナンバーは有名みたいで、スタンダード曲であるらしい。

その辺りのことを、このはてなブログで書かれていた方がいて、前にとりあげたとき、サイトを貼り付けさせてもらったりした。

そこで、映画なのだが、映画ではその存在しない

Never Let Me Goという、(小説では架空の女性ジュデイ・ブリッジウォーターという歌手が歌っている)歌をやはり作って登場させていた。が、もうひとつ、イメージとは違うありきたりな曲だった。

そこで、わたしはその曲を自分でイメージしたのと、あまり違わない感じで作ってみようと思い立ち、苦労して英語の歌詞ごと作ったのだった。

それを、知人で英語で自作の曲を歌っているシンガーソングライターのtaqueshi sawadaさんに頼んで歌ってもらった。彼には、ライブのとき歌ってもらうだけでよかったのだが、なんと編曲して打ち込みや演奏もしてカラオケを作り、歌ったものをYouTubeにあげてくれた。

紹介します。ぜひ聴いてみてください。

すごくいい感じに仕上がっていると思います。

https://m.youtube.com/watch?v=ZBq5jIMzIDM

これをカズオイシグロ氏にぜひ聴いていただきたいのだが、、。