2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ブッダ・カフェ第6回のメモ 「DECO・CHAT」発刊記念〜旅と本について

ブッダ・カフェ第6回に参加。最初にこのカフェのはじまった経緯を扉野さんが語り、つづいてタイトルにある(「デコ・シャ」と読む『DECO・CHAT』[デコ・シャ]vol. 1 発行しました。: 本と暮らす(旧half-moon street 125))旅と本についての25人によるコ…

村上春樹「螢・納屋を焼く・その他の短編」(新潮文庫 昭和62年初版)

先日茂木健一郎の『脳と仮想』についてこのブログで書いたが、そこにブログでは書けなかったが、印象的なものに蛍の話があった。虫そのものの蛍でなく、日本人が「蛍」という存在に仮託した「仮想」を、茂木健一郎は取り上げていた。その際、ある一例として…

「B面」の日・月・年

「はっ!今日はあの日の逆を自分はたどっているな」と思わざるを得ない日がわたしにはたまにある。 たとえばある用事で普段は降りないような途中駅で降りる。 そして数週間して、そのことを意識せずに、同じ駅にたまたま、そこまで友達と一緒に来て、その駅…

「歌は終わった。でもメロディが鳴り響いている」(村上春樹)

(見せるべきかどうか迷いますが、捨てるかもしれませんが、その前に見ていただきます。) 「たとえば霧や/あらゆる階段のあしおとのなかから、」 なんて詩を思い出すような季節にもうなった なんてことを書くつもりはなかったのにわたしはただ雲なく晴れわ…

茂木健一郎「脳と仮想」 (新潮文庫)

あっという間に10月になってしまった。今年は、9月の中旬まで暑い日が続いたが、9月に二回も台風がきて、その直後10度の幅で温度が上下した。この台風は、関西を直撃し、熊野や奈良が激甚被害にあってしまったのだが、もしこの駄文をお読みの方がおられたら…

震災と「揺らぎ」と美〜ブッダ・カフェ第5回に参加して

東日本大震災について、月に一度、京都のお寺に集まり語る試み、「ブッダ・カフェ」も25日に第5回を数え、この日は「震災ボランティアの現在」というテーマで、話し合いが持たれた。 詩人のKさんご夫妻が、主催者の扉野さんの招きで参加され、岩手や福島にボ…