2012-01-01から1年間の記事一覧

選挙で「選択」は出来るのか〜東日本大震災とは何だったのか。

今日は、「審判の日」。現時点で、まだ結果はわからない。マスメディアの「自民党優勢」の報道に、信じられない思いが、苦い思いに変わってきていた。この苦さは、3.11の津波災害と原発事故が突きつけてきた「苦さ」に、元をたどればつながるのだろうが、今…

あわやの地震のニュースとハプニングとちょっとうれしかったこと

今日は、とにかく寒かった。家を用事があり、早くに出ねばならなかったのだが、自転車のハンドルの手が今年初めて、悲鳴をあげるほど風が冷たかった。しかし、これから、早朝はそんなことが続くのだろう。一昨日は、車の中で聞いたのだったが、カーラジオの…

11月のことば

さすがに1ヵ月も何も書かなかったことになり、自分のなまぐさぶりにあきれてしまうが、気になったこと、新聞の記事などからメモ程度に書いてみる。これは、10月だが、目に付いたので取っていた記事。 …最近は、ムラカミハルキにはまっている。新作は、ま…

11月のバガボンドCAFEのご案内

唐突ですが、子供さんも参加できるワークショップやセミナーを紹介します。 時々、身近なところに意外といる達人や才能を発揮されている面白い方をお招きしお話を聞いたり、フィールドワークの企画を随時案内していきます。 ぜひ、お気軽にご参加ください。…

三春町の決断〜NHK2012.9.30放映「明日へ」をみる 台風17号上陸前日に買った早生みかん

台風の影響で30日17時現在、雨風が非常にきつくなってきた。 予報は、今日夜近畿に来るとかでテレビで気象庁が「用のない外出はしないでください」というコメントを発表していたが、いま激しい風雨が京都市を襲っている。 前の職場は教育系のサービス業であ…

開高 健「河は呼んでいる」のなかの詩〜「・・・この章にワスレナグサの花束を添える。一篇の背後にあるのはあたたかい励ましと見る。」」

一気に、といっていいくらい、秋になった。 川遊びをしていて、足のつく水底が突如として深みになり体が沈んでしまうことがあったが、そんな感じで、秋の底が急に深くなった。そんな季節の段差のちょうど崖っぷちだった、22日金曜日、この日はまだ夏の名残の…

ネット上に書くということについて

いまさらだが、こうやってブログを書いているが、そもそもなぜこのようなある意味晴れがましいというか自己満足というか、考えてみれば、いい気なものだと後ろ指指されるまではいかないが、見る人が見れば読んだり見るに堪えないものを、書き続けているのか…

2012年9月18日 久しぶりの雨降り ポルノ・グラフィテイと中原中也の関係

昨晩、雨が降った。夜のうちは、わたしは夜勤で職場に朝方までいたが、降ったりやんだりで、あまりひどくなかった。 家に3時くらいに帰りついたときもやんでいたのだが、しだいに雨が降り始め、明け方はひどい降りだった。 久しぶりにまとまった雨をみた。…

山田太一『男たちの旅路』を観る#1成立ち〜吉岡司令補は「帰ってきたウルトラマン」?

昨日久方ぶりにETVアーカイブスの敬老の日特集でテレビドラマの脚本家山田太一さんのたぶん昔のインタビューを放映していた。 そのなかで代表作の『男たちの旅路』を部分的(「シルバーシート」というタイトルのストーリーの一部であった)に紹介している…

家事は自転車、会社は自動車

いつも今ごろ(夜11時近く)にならないとなかなか一息つけない。家に帰ってもいちからごはんをつくり、食べて、後片付けし、お茶がなくなっていたら沸かし、明日の弁当の用意をする、みたいな用事がひっきりなしに続く。まるでお母さんの愚痴であるが、最近…

9月、蝉鳴きやみ、日差し和らぎ、ラジオからバカラック…

昨日の暑さとはうって変わり、今日曇り空に、吹く風に、まぎれもない秋の匂い。 昨日は炎天下の中、畑に久しぶりに出向き、水やりや生ゴミやり(土に埋め肥料にする)をした。 水やりも丸々一週間できず、畑までは自転車で30分かかり、しかも山の中腹に近く…

猛暑の8月まだ続く2〜夜中のモスバーガー

昨日ある友人と会ってかなり遅い時間に、モスバーガーに入りお茶を飲んだが、店は満員に近かった。 あまり席数の多くない店であったせいもあるだろうが、わたしたちが店を入ったとき、すでに座っていた多くは学生らしきお客たちは、わたしたちが店を出るとき…

猛暑の8月まだ続く〜ヒトコトめフタコトめミコトめも「暑っ」

かなりご無沙汰してしまいました。オリンピックがあり例の領土問題が持ち上がり、いまは国会の解散含みの攻防と目まぐるしい8月でしたが、連日の暑さでどうも参ってしまっていました。 わたしのいまの職場は、太陽がぎんぎんに降り注ぐ屋外にあり、日光にさ…

「祇園祭が終われば夏本番」と昔の京都と中原中也『夏の日の歌』

宵宵山(月鉾) よく祇園祭が終わるまでは梅雨が明けない、といわれ、例年祇園祭は梅雨の明けないうちに行われ、宵山や宵宵山は雨に襲われ、山鉾巡行の日さえ、雨に見舞われるといった不運な年も少なからずあったように記憶している。 ところが、今年は、ち…

スポーツ報知『ウルトラセブン45周年特集号』 TBS「たましいの授業」(2012年7月13日(金)放映)小森純・お母さんの10年日記

九州の豪雨の被害がひどく、昨年今年と天災が続く。環境異変を考えざるを得ない。自分の住んでいる地域の無事をありがたく思う。 そんな折に、誠にどうでもいいようなことではあるが、、。 一度、駅のキオスクかコンビニのスポーツ新聞のラックに、このスポ…

ミスと日常問題〜「ようこそ先輩」(ETV)『親友とは』カンニング竹山さん

つい気後れして、あとでいいか、とか、べつにたいしたことないからやらなくていいか、とか思ってやらなかったことが、けっこう問題となり、あとに尾を引くことがある。 前の職場でも、お客さんの前で、その場で確認してから答えた方がいいな、と思いながら、…

『街歩きの記憶』(山本善行)と「失ってしまったもの」と『中国行きのスロウ・ボート』(村上春樹)について〜ブッダ・カフェ第14回に参加して

最近、時折りお邪魔するようになった京都の銀閣寺の近くにある古書店・善行堂さんの店主山本氏は、「書物エッセイスト」として、時々京都新聞夕刊の「現代のことば」というコラムを担当されているようだ。山本さんは、非常に気さくな店主で、店を訪れる方に…

80年代についてのあやふやな見解〜新潮文庫の100冊と吉本隆明的なもの

先日来、オウム真理教のことを「オウム心理教」と記載していたことに今ごろ気づいた…。赤面ものですが、携帯だと訂正できないので後日訂正させていただきます。ほんとうに今年の梅雨は台風の当たり年で農家の方は大変だろう。(お見舞い申しあげます。) 前…

2012.2.5朝日新聞(ニュースの本棚)『連合赤軍化する現代日本』鈴木邦男 2012.6.17放送 たかじんのなんでも言っていいんかい〜連合赤軍事件、三島由紀夫特集・若松孝二監督出演

どうもパソコンの調子が悪く、携帯から最近更新していて、誤字脱字が多いみたいです。読みにくい箇所あるかもしれません。申し訳ありませんが、ご了承ください。 さて、前回紹介した「居場所」の問題をもう少し考えてみたい。。 「居場所」という言い方は、…

「居場所」とオウム事件〜1995.6.28朝日新聞(ウォッチ論潮)「若者とらえる底無しの自問とオウム」芹沢俊介 2011.12.5京都新聞「オウム裁判終結(下)〜自分の居場所 持てずに生きる」星野智幸

やっとというべきかついにというべきか、オウム真理教による地下鉄サリン事件他の最後の指名手配容疑者高橋克哉が逮捕された。わたしは知人と一緒にいたマクドナルドでふと見た携帯のニューステロップをみてはじめて気付いた。驚いたのは、それほど逃げてい…

「サリンとセシウム」芹沢俊介と「原子力も世界破壊への信仰〜大澤真幸著『夢よりも深い覚醒へ』書評」田中優子〜もうひとつの『1Q84』

村上春樹の『1Q84』は、現実の1984年を舞台にしている。地下鉄サリン事件の約10年前で、あの事件で明るみになったオウム真理教とその教祖麻原を思わせる人物が出てくる。 昨年末、平田容疑者が自首したが、ちょうどその前月の11月21日に最後の実行犯の死刑が…

いま再び、美しかれ5月〜追悼・吉田秀和さん

5月が終わって5日過ぎたが、社会的にも、またプライベートでも、5月の後半からこの6月にかけて、かなり重大な出来事がめくるめく起こっている、と感じているのは、わたしだけではないだろう。 昨日、株価が異常な底値を記録した。なんでもバブル崩壊時の…

2012.5.25 ブッダ・カフェ第13回〜京都疎水は、昔公共プールだった

話したことは(順不同、発言者無記名) ・戦争直後の京都疎水での川遊び ・無声映画『カリガリ博士』と昔の京極映画館と戦争NEWS映画 ・珍しく「体罰」しなかった基督教系学校のある先生の戦中と戦後での一貫した態度(周囲の先生は豹変) ・笹(の全滅と代…

物憂し されど 美しかれ五月

昨日の雨がやみ晴天。 されどなぜだか心は晴れない。 新聞、ニュースでは混迷を極めた政治ととくに昨日は「本土復帰」40年を迎えるも、普天間移設騒動から再燃したかのような基地問題がいまだ一歩も進展せず、複雑かつ忸怩たる沖縄の方々の思いを伝え、考え…

ラジオのように〜トランジスタ・ラジオ

最近ポケット・ラジオを持ち歩いているが、これがなんとも懐かしいとともになかなかいいのだ。 とくに夜勤明けの朝まだき時間、街がまだ眠っている夜明けの薄明かるい静けさには、ラジオが心の支えになってくれる。 ちょうど今週の火曜朝5時前に、この時間…

『ブレードランナー』の未来といま

一昨日、友人と行った喫茶店(前にここに書いたことのあるSpeak Easy)でたまたま映画をやっていたが(スカパーを常時流している)それがなんと『ブレード・ランナー』だった。 話をしながらも映画をずっと最後まで見てしまった。 この映画はもう30年近く前…

ラドンとコバルトの1960年代

少し前の話だが、今年1月25日の毎日新聞にこんな記事があったらしい(と知人からきいた)。 関東地方の一部で放射線量が一時通常の2〜3倍に上昇した原因は、放射性物質ラドンが降ったせいだというものだ。 ラドンと聞くと、わたしなんかは怪獣の名前しか思…

さくら散る〜いく年ぶりに公園にて見ておセンチになる

さくらが咲くと柄にもなく浮かれてしまう。しかし、自分でそう思うだけで、どうも素直に喜びを表に出せない性質なのだろう、かえって不機嫌になり周りからはなんとなく怖がられるようなことが、前からあった。 急に進展する季節の前で気ばかり焦ってしまい、…

ギャラリー知(とも)の『三人展 「ねぇ、最近調子、どう?」』と村上春樹の「○○ピープル」

ギャラリー知(とも)、前に紹介したことのある面白いギャラリー。このギャラリーには、展示中の作品を創ったアーティストがほぼ常駐されていて、見に来た方にお茶を出してくれたり、世間話をしてくれたりする。(アーティストがおられないときは、親切なギ…

ブッダ・カフェ第11回と京都弁護士会のシンポジウム

昨年5月から、京都の四条通のすぐ南にある徳正寺というお寺で月一度開かれている、震災を考える小さな話とつながりの場であった「ブッダ・カフェ」が、11回を数え、来る25日(日)11時から行われる。 わたしも、機縁を得て、6月から参加させていただいた。そ…