2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

幸田文『雀の手帖』(新潮文庫)より〜「三月尽」と朝日新聞夕刊より〜鶴見俊輔『身ぶり手ぶりから始めよう』

本を途中まで読んだまま、おきっ放しにして、どこにいったかわからなくなる。わたしの得意技のひとつである。ある日、本棚を見て、なんとなく取り出し、また読み始める。買ったのは、もう何年も前だ。 そうやって、本を「寝かす」と、ウイスキーやワインのよ…

有明の月、開高健と百人一首とジャーナリズム批判

今朝は明け方まで夜勤。帰るときふと東の空を見ると見事な三日月が出ていた。朝ぼらけ有明の月と見るまでに 吉野の里に降れる白雪 百人一首にある風流なうたが似つかわしかるべく春の寒さなのだが…。 その昔、開高健はアマゾンやアラスカを精力的に旅し釣紀…

星空〜ひさしぶりにみるような光

今日は仕事だった。帰りにほぼ30分夜道を歩く。そういう気分だった。昨日から風が冷たく、暦とは裏腹の厳しい寒さが居座っている。日曜の夜なので、人が極端に少ない。 ただ、空は見事な星空だった。久しぶりに空を見上げて歩いた。 オリオン座とうみへび座…

震災援助のTWITTERまとめ記事より〜「被災地でないところで できること/するべきでないこと」

ネットで、検索の結果標題のようなサイトを見つけた。これは、被災地救援の医療用のTwitterにあったまとめ記事の中のひとつである。かなり多様な意見があるが、非常に参考になった。 (東日本大震災:更新停止しています)被災地でないところで できること/…

震災から10日〜個人による支援物資送付募集の件 被災地支援の「セオリー」は正しいか

震災から10日経った。昨日、9日間自宅の中に閉じ込められていたおばあさんと孫が奇跡的に救助された。冷蔵庫のすぐ近くに閉じ込められ、食料を祖母と分け合って16歳の少年が生き延びていた。 救助隊の音は聞こえていたが、外に出れなかったという。空間は一…

震災から一週間・会津の墓

地震から一週間。先週の今ごろはテレビが地震報道を始めていた。 原発がまだまだ制御できない。連日、危険な段階にある。 内田樹先生がご自身のブログで「疎開のすすめ」と題し、緊急の用のない学生や乳幼児や幼児を抱えた母親に対し「西日本に疎開せよ」と…

献血については京都地域の情報です

先ほどの献血に関する情報は、今回の震災に際し、京都市内に献血車を増やして稼働させた結果、いつもより多く集まったとのことで、他地域においては事情が異なるかと思われます。 各地域の赤十字血液センターにお問い合わせください。 ☆京都府赤十字血液セン…

ラジオより〜献血について現時点のみは過剰・平年の20%増しが集まっている

被災地以外の地区からの援助で、震災の義援金とともに献血の呼び掛けが行われていましたが、先ほどエフエムαStationのニュースで、現時点では、血漿製剤の期限が4日しかないので、献血はもう少し先にしてほしいと呼び掛けていました。いったん献血してしま…

あるブログより〜被災地の現地の情報

「賛否両論ある」とこのブログにもあるが、マスコミでは得られない現地の情報がはてなブックマークにあったので、ここにリンクを貼ります。 内山幸樹のほっとブログ : TVで自粛するようにと言われているが、実際に現地に物資を運んでみて分かったこと - live…

ラジオの情報から(被災および普段の水の保管)

昨日偶然ラジオから入手した情報です。普段でも応用できます。 1.人間の身体に最適な飲み物は約3%の濃度に食塩を混ぜた水である。 ビール瓶1本が、約600mL。そのなかに小さじ1杯分くらいの食塩を入れたくらい。 水を飲むときに食塩を少しだけ混ぜるといい…

震災についての情報集約

このブログをはじめてから、少ないが幾人かの方にコメントするようになり、今回の地震に見舞われた地域に近い方に(近そうな方もふくめ)コメントを入れて安否をたずねていた。今のところ、皆さんご無事なようだった。 秋田にお住まいの方は、今日12日の遅く…

開高健「食後の花束」(角川文庫)

この本は昭和60年の奥付けだ。開高健はじつはわたしが文学と名のつくものを意識しはじめて読んだ最初の作家であり、告白してしまうが、かなりな傾倒ぶりを恥ずかしく思い起こす。この本は、近頃話題の銀閣寺前にある古書店、善行堂にて見付けて買い求めた。…

本野精吾邸について 「もうひとつの京都展」

先日行った京都工繊大の「もうひとつの京都」展で見た、京都の代表的モダニズム建築である本野精吾邸は、衣笠にあるR大学の東門を出てすぐ右の細い道にはいると右手にあらわれる。 「無限洞」という喫茶店が昔からあり、ちょうどその正面に、木に囲まれた四…