〔音楽〕ブラームスの交響曲PART1

最近寝る前にブラームス交響曲第2番を聴いている。
夜寝る前に、何か聴きながら寝る、そして同じ音楽を目覚ましがわりに聴く。起きるときには、ほとんど音楽が終わっていたりするし、まだ寝るときの方が意識して聴くことができる。
たいてい飽きるまで同じ曲を毎日聴いている。クラシックばかりでなく、ついこの間まではザ・バンドを聴いて寝ていた。
さて、ブラームスのシンフォニーだが、彼の曲を何度も聴いていると、この交響曲という形式の究極の作品がここにあることに驚く。
ブラームスにとり生涯の因縁の先達はベートーベンだった。
シンフォニーという形態の音楽はハイドンが発明しモーツァルトが受け継ぎ、ベートーベンが9つものシンフォニーの金字塔を打ち立て完成させた。
そのなかでベートーベンが切り拓いた、思想や思考を音楽化する画期的な表現法を、ベートーベン以後の音楽家は駆使し、音に言葉のような意味を持たせ、テーマ性のある音楽を構築しようとした。
それがロマン派とよばれる音楽や文学の一大ムーブメントだった。