JR山陰線に25年ぶりに乗る〜セルフ式車両ドアに驚く

今日、用事で南丹市日吉へ出向く。JR京都駅から嵯峨野線に乗る。嵯峨野線はたぶん保津川までの呼び名で、昔、わたしが子供の頃は、単線(車で言えば一車線)のディーゼル車が走っていた。たしか京都駅でも山陰線と呼んでいた。
1980年代に余部鉄橋で突風のため貨物車が落下した線である。
京都市内の丹波口や二条までなら何度か最近も乗ったことはあったが、亀岡を越えるところまで乗ったのは、二十五年前以来だ。
昔、海水浴や旅行で乗ったが、その頃はまだ国鉄で、切符も段ボールみたいに分厚い。そこに駅員がM字型の切り込みをハサミで入れる。
今日乗ると驚いたのはドアの開閉がボタン式になっていることだ。降りるときもボタンを押さないといけない。よく、私鉄で「誰かがドアにはさまれたときはこのボタンを押してください」みたいな表示を見たことがあるがあれと同じだ。
しかし車両によってはボタンを押しても開かないドアもあり焦った。
するとそれを見ていた乗客の方が、「前、前」と声をかけてくれた。
その駅は駅員がいないため、いち番前の車両で運転手に切符を渡さないといけない。そのため先頭車両の一番前からしか降りれないのだ。
焦って一番前まで車両を移動する。
しかし前にたどり着くとたくさんのギャルが降りる列を作っていた。小銭を持ってないらしく両替しているらしい。
駅員のいない駅から乗ると切符がないのでバスみたいに料金を降りるときに入れねばならない。
(なんでも彼女たちは森ガールと呼ばれる種族らしく、あとでわかったがわたしが行く場所で偶然雑貨直販イベントがあったらしい。ただわたしはバスに乗り遅れ、彼女たちをイベント会場へ運ぶ無料シャトルバスのお陰で会場に行くことができた。)
ローカル線に乗りなれてない人は気を付けてほしい。
あと駅で連絡待ちの車両に乗るときも、ドアは閉まっていてボタンで開けないといけない。
京阪や阪急はドアを開けっぱなしだが、山陰線は停車中もドアを閉めている。
たぶん寒い地域だからだろうか。
しかしドアは勝手に閉まってくれない。開けて乗ったときは閉めるボタンを押さないといけない。
わたしは一度園部駅で乗り換えのとき閉め忘れて、乗客ににらまれあっと思って閉めるボタンを押しに戻った。
わずか一時間少しだったが、以下のような風景もあり旅情を感じることができた。(並河駅近辺)