2011-06-20から1日間の記事一覧

開高健「パニック・裸の王様」(新潮文庫ほか)

開高健が1952(昭和32)年に「裸の王様」で芥川賞を取ったとき、当日彼の家に新聞記者が多数押し寄せていたときのことを、開高自身がエッセイに書いている。当時、大江健三郎と賞を争っていたので、どちらが賞を取るか、大江の家にも記者が押し寄せていた。…