携帯なくし記

先日御所の不思議を当の御所で遊び半分に書き綴った報いか、携帯電話をなくして往生した。
このブログもそのためご無沙汰であった。
どこかに落としたと慌てて、auに電話で通話を止めた。
機械音声に暗証番号を打ち込み、さらに見つけたとき解除のために使う四桁の数字を入力すれば、誰かに拾われて悪用されるのを防ぐことができる。さらに機種によれば、登録されている電話番号やメアド等個人情報を抜き出されないようロックすることができるようだ。
また日頃アドレス帳などは暗証番号でロックをかけておくことが大切だ。
前にもやった。これで二回目だ。
前にはしかし車の床に落ちていて、助かった。今回もそうだと確信して探していたが、見つけられず、3日後さすがに警察にも届けた。
五条署の係りの方に落とし物の届けというと当直の男性と婦人警官が、えらく親切に親身になって心配してくれた。
しかもいろいろ他の交番に電話もかけ、届けもので携帯がないか調べてくれたりした。
やはり警察もかなり変わったな〜。市民にサービスしろと言われているからかなと感動した。
しかしその感動もつかのま、というか、念のためもう一度車の床を探したら、またもや、落ちているのが見つかった。
最初の確信は当たっていた。確信の仕方が足りなかったのだ。
いまさら、自分の家の車の中で見つけたなどと警察には言いにくかったが、仕方なく、見つかりましたとだけ電話で伝えた。
auには、また機械音声で通話を再開した。
「30分ほどで回線を再開します」と言っていたが、それを待って着信を確認すると、あまり電話はなく安心した。
メールはもっとあるだろうと思っていたが、以外となかった。
夜が明け朝になってもメール着信はなく、不思議に何となく、携帯の呪縛から解放された身軽さを感じないではなかった。
夜になり、おもむろに携帯をふと見ると、未読メール20件に達していた。
どうもサーバー再開までは一昼夜かかるらしい…。
あわてて開封する。メルマガや広告メールの中、知人友人のメールもちらほらあった。
携帯なくしていて今見つかりましたメールを送って詫びを入れた。
しかし携帯がなく、本当に心配したのはこのブログであった。
実は私はパソコンではインターネットをしてない。
id:Sukesan1984は、私のことをさすらいのモバイラーとひそかに呼んでいるのをしっている。
携帯が開通して最初に見たのはこのブログだった。書き込みできないのに確認してしまう。
そしていつも覗いている方のブログも開けてみた。
さすがid:Youko巨匠は見事な腕前の花ばなの写真を途切れなく披露されていた。
id:sakurabotさんのブログはその時点では更新がなく、少し安心した…しかし、そのわずか一時間後、おそらく誰も予想しなかった、座禅体験という、見事な京都旅行記をあげておられた。
グレイトと矢沢永吉なら言うだろう。
携帯が行方不明になり、不便なのはたった3日だったが、「長い旅」だった。
かなりオーバーだが。
しかし携帯依存度がかなり上がっていて、自分でも驚く不安さだった。
これはどうにかせねばならない。
モバイラーを気取っている場合ではない…。