権土池〜「舞い降りた夢のメダル〜陸上短距離朝原宣治」

本日かなり暑くなる。
休みだったため、本当に久しぶりに近くの山のふもとまで散歩する。
岩倉の村松町の北に箕ノ裏ヶ岳という形のいい山がある。標高437mで単独峰のため、目立つ山である。
そのふもとに権土池(ごんどいけ)というその名の通り農業治水用の池がある。
その池と岩倉川が合流する場所に大きな岩があり、地蔵が祀られている。そのあたりは水場になっていて木陰もあり涼しく、プロパンのボンベを積んだ業者のトラックが仕事中断し、そこで休んでいた。
まだ6月というのにすっかり真夏である。
岩倉川の上流で狭い小川にそって歩いていくのだが、かなり木のたくさんある道なのでたった20分ほどだったがリフレッシュできた。
街路樹とはまったくちがった雰囲気。久しぶりに会った親戚のように感じる。
権土池には鴨のつがいが一組いて悠々と泳いでいた。
(写真は小さいので鳥が粒になってますが)

なぜか山の山林を見ると、昔の日本人を間近に見るように感じる。
それはそれとして今日はそのあと職場へも行き、ある部下と一緒にタイトルの番組をみた。
昨年の9/26に某国営放送でやっていたのを録画したものだ。北京五輪の400mリレーで日本陸上チームが銅メダルに輝いたドキュメントである。
仕事で、少しアドバイスしたい、がんばっているのだが、みんなに認められない社員がいて、一緒に見ることを思い付いた。
それは、朝原宣治という一人のアスリートが陸上という競技で世界と戦い続け、16年もの歳月をかけついにリレーという種目でメダルを手にするまでをたどった記録である。
会社の彼は自分でどんどん仕事をやっていくタイプで、積極的な反面、他人の意見に耳を貸さない。また、チームとして協調して仕事をするのが苦手だ。
そこでリレーという種目で見事な連携をみせユーチューブでも何万回も動画再生されている、日本陸上男子メダルチームの番組を見てもらった。
んだが、その意図が分かってもらえただろうか?
いいですよね〜とは言って素直に見てくれたが…
一日だけでは無理だろうが、朝原選手が16年目で取れたメダルの重さを、わかる日を信じて。
わたしにしたところでわかる日が来るだろうか心もとないが〜
しかし何度見てもいいビデオである。
特に第二走者の末續選手が決勝のスタート待ちのとき
「ひたすら(スタジアムの)聖火を見ていた」
って語るところには涙が出そうになった。

彼にとっていや私にとって「聖火」はなんだろう?