高校駅伝〜宝ヶ池ジョギング

今日は高校駅伝があったが、昨日まで覚えていたのに朝起きたらすっかり忘れていた。
テレビを昼一時頃つけたら、西大路通りを先頭グループが走っていた。平野神社の鳥居が見えた。
急いで折り返し点の国際会議場まで歩いていく。
折り返し点に着くとちょうどぶっちぎりのトップの黒人ランナーが入ってきて、沿道の観衆がどよめくところだった…。
高校駅伝についに黒人ランナーが。しかしすでに大学駅伝で見慣れているせいか、奇異には感じない。
中央分離帯の植え込みの切れ目でターンして第三走者にたすきをわたす。勢いよくそのわたされたたすきを手に持ったまま第三走者が飛び出してくる。(写真小さいですが↓)
第三走者がその分離帯近くでカラフルなマントのような防寒コートを羽織り、ぴょんぴょん跳び跳ねていた。
みんな丸刈りでたくさんかたまっていたのでチベットラマ僧をとりあげたゲームの画面みたいだ。
毎日放送のテレビカメラがターンする分離帯に交差する車道のど真ん中に移動式のやぐらをたててカメラマンが一人乗っていた。
ほんの5分ばかりで、最後尾についたジープと白バイが姿を表し、最後のたすき渡しが終わった。近くのセーラー服の高校生グループががんばってと声を出していた。最終走者は47番のゼッケンをつけていた。
すると警察がピッピと笛をならし、交通規制を解除し始めた。車道に陣取っていたやぐらの回りに立てていた赤いテトラを急いで取り除き、やがてカメラとカメラマンを載せたまま、するすると動き始めた。
なかなか素早い一連の撤収を見守っていた高校生が、あのやぐらに乗りたいと羨ましがっていたが、友達に「恐いで」とたしなめられていて、おかしかった。
そのあと沿道から近くの宝ヶ池に向かう。
天気はいいが風が強く池は波が高い。鴨がたくさんいて、すごく長いレンズをつけたカメラを抱えた人たちが、固まっていた。
この池は一周ちょうど1.5kmある。山に挟まれているので、車や自転車などの障害はなく歩いて万歩計を増やそうとする人やジョギングする人が多い。
わたしは4周、6kmを40分ほどかけて走った。ほぼはや歩きに近い速度だった。
日曜というのに人が少ないと思った。ボートが一時間1000円もするがペダル式とオール式どちらか乗れる。
走っている間、池は閑古鳥が鳴いていたが、走り終わった頃、二人づつに乗り分けた家族が漕ぎ出して池のまんなか付近まで出ていた。(写真に小さく写っていますが…)
その頃になって少し人が増えてきた。
おそらくだが駅伝が終わるまでテレビを見てたのかもしれない。
わたしが走っていた時間がたぶん一番のみどころだったろう。
走りながら変な父娘連れを見掛けた。
池の回りを鴨にパンを投げながら歩いて移動する。するとその親子について鴨の一団も移動していくのだ。
どうもそれを楽しんでいるのは小学校の低学年くらいの娘ではなく、父親の方であるのを感じた。
鴨を撮影していたカメラマンたちは、仕方なく鴨を追って移動していたが、撮影をやめる人も見受けられた。
妨害と受け止められる行為だったが、誰も怒ったりはしていなかった。