健康診断

先日(これは偶然だが)よくお邪魔している作太郎さん(id:sakurasaku2005)が「人間いぬ」つまり「人間ドック(詳しくは上記ブログの8月12日分をご覧ください)」を受けられたのと同じ日に、例年より遅めの健康診断に行った。
いろいろ会社の手続きに手間取り(私が手配しているのだが…)遅くなってしまった。毎年受診している病院なのだが、今年はなかなか予約がつまっていて取れず盆の直前になってしまった。
わたしは自分で「アラフォー健診」と呼んでいるが、ここ最近は毎年人間ドックまでは行かないが、政府が35歳以上に受けるように指導している「生活習慣病予防健診」と呼んでいるものを受ける。
しかしこの制度は私のアラサー時代にはなくちょうどアラフォーになったあたりから受け始めたように記憶している。
お決まりのメニューがあるが、一年たつとすっかり忘れていて、バリウムを飲む前に胃を膨らませる炭酸を飲んだり、そのせいでこみ上げるゲップをこらえるといった細かいことは気持ちの準備がなく、慌てて苦しい思いをした。(勢い込んで飲んでしまいいつもより咳を押さえるのに苦労した)
盆前の時期にも関わらずめちゃくちゃ混んでいたのもはじめてだ。いつもその健診センターはもともとこじんまりした建物のせいで、人が少なくすいすい行くパターンが多かった。
今回そのバリウムを飲む胃のレントゲンまで待ち合いの椅子は座るところがないくらいだった。しかも男性は私とガウンに着替えた営業マン風の男性一人のみであった。
しかし胃のレントゲンを終えると急に人が減り、いつものすいすい健診に戻った。
レントゲンの結果を聴き、緊張したが何ら問題ないとのこと。以前一度だけここで引っ掛かったことがあり、その後暫くは緊張していた。しかし近年はなんとかクリアーしていたので、大丈夫だろうとは思っていた。
わたしは昔子供の頃、急性腎炎で入院したことがある。いまのところそれ以外では病院は父母の見舞い看病のほかはなじみがなく、子供の頃毎日のことで慣れていた注射器などにはいたって弱くなっているのは情けない。
血液検査で針が刺さるのさえ凝視できない。
私の母は元看護師の検査技師だった。家にはよく職場からかすめて?きたらしい注射器やタンパク尿検査用の化学試験紙があったこともあり、昔は医療用品には免疫があった。
いまや年に一度しか針が身体に刺さらない。しかしそれがなによりありがたいことなので、その体制をなんとか維持したいものだ。
しかし今回バリウムを飲んでレントゲンの台の上で慣れない「三回転捻り」や逆立ち「ムーンサルト」並みの捻り回転をさせられ、実際身体の調子が悪く検査をしないといけない人には、こういった検査そのものがストレスになるのは、はっきりいってありえると痛感した。
病院はなにかというと検査検査である。それは、父母の大病に付き合った身としては、みているだけでもつらいものだ。いかに治療のためとはいえ苦行に近い。医者や看護師さんもいたってドライで、こころ傷つけられるシーンもあった。
私の父などはよく「病院ほど身体に悪いものはない」とぼやいていた。が、父が腎臓透析により命を長らえたのも事実である。
医学もつまりは人間のやることで両刃の剣である。病院は適時利用し長居しないように付き合うべく、健康管理するに越したことはない。