地縁・不思議なもの

土井香苗さんのこと棚上げになったまま、また別なことになりそうで、すみません、土井さん!
先日行った忘年会で、元職場の管理職だった方が、この方は中途の方だったが、実はうちの職場があった同じビルに銀行が入っていて、以前はその銀行で働かれていたという。
職場は違うが同じ建物に通われていたわけだ。
さらに、いま転職された会社は、子供さんが以前通われていた幼稚園のすぐそばだという。
なんとなくそうした場所に引き寄せられる不思議なことは、わたしにも覚えがある。
大学時代、わたしは就活で大阪のキタ辺りで道に迷い、今考えると新御堂筋をうろついていたらしいが、タバコ屋さんで道を聞くと向かいのビルだ、と教えてくれた。
そのことを鮮烈に覚えていて、その10年後そのビルではないが、かなり近くに会社が移転することになった。
また、その移転の際、わたしは総務をしていて、いろいろ物件をあたっているとき、芝田町にある喫茶店を本拠地とし、よく行っていた。
しかし、そこで決めたビルの次にその職場が移転した先が、芝田町のその喫茶店のすぐ近くだった。すでにわたしは転勤していたが、大阪に会議に出に来たりしたときは、懐かしくその喫茶に入ったりしていた。
それと職場に来ていたアルバイトの学生が、わたしが子供の頃にすんでいたアパートのすぐ近くの学生マンションに住んでいたことがある。
そのマンションは、なぜか皮膚科の病院が経営しており、当時わたしは水虫を患い、その病院に通院することになった。
そこには当然ながら、わたしが子供の時なにかで診てもらったカルテもあるだろう。
この種のことは枚挙すればキリがないかもしれないが、地縁というのはあるものなのだろうか。