「今日の1曲」今年の一発目は?イーグルス Take It Easyの新旧見比べ

今日は、朝からまた雪が降った。年末から年始にかけ、これで3度目の積雪だ。いや〜よく降るな〜。京都は、雪が昼を過ぎても、ちらちらと舞っていて、風情があったが、日本海側の積雪は相当なものだろう。

さて、今日は、わたしがよく遊びに行っているブログサイトを紹介しよう。
昨年の1月、このブログで、ビートルズがデビュー前に歌った「マイ・ボニー(YouTube)」を取り上げたのだが、その際、id:apryl1967さんの「ブログで遊ぼ。(第3部hatena編)」から「今日の1曲(昨年の1月1日)」としてアップされていたビーチボーイズが歌う“Ol’man’s River”を紹介した。
再び宝ヶ池〜ジョギング中に聴いた歌 My Bonneiって?ビートルズも歌っていた!〜はじめてのYou Tube - 為才の日記
aprylさんは、毎日「今日の1曲」というタイトルで、その日の気分に合う新旧の名曲を一日一曲選曲され、動画で紹介されている。

さて今年は、その「今日の1曲」の新年1曲目はなんだったか?
「ブログで遊ぼ。(第三部hatena編)'11.1.1」http://d.hatena.ne.jp/apryl1967/20110101#c

なんと、高田渡withはっぴいえんど
わたしはこれを見て、今年は‘70年代の気分がさらに色濃くなるのではないかと思った。それは、昨年にも感じていた。
あの「トイレの神様」や不況によるけちけちした雰囲気は、まさにわたしが小学生から中学生にかけ(1976〜1979年頃)よく感じていたオイルショック後の不況の70年代の匂いにそっくりだ。
しかし、70年代にはその次の80年代バブル期が控えていた。この2010年代にそんなものがくるとは、誰も思ってないだろうが。
ただ、70年代と2010年代には微妙に共通点があると思う。
その差が縮まってきたとはいえ、70年代にはアメリカや西欧先進国に対するいろんな意味でのコンプレックスが根強かった。Maid in Japan より、海外製品のほうがありがたがられていたし、わたしたちは"Madison Square Garden"や、UCLAのスポーツバッグを持って中学に通っていた。すべてアメリカがお手本だった。
ところが、80年代には、アメリカや西欧を一時とはいえ、日本製品が追い越してしまった。80年代中ごろ、アメリカで日本バッシングされるほどに、世界中に日本メーカーの製品が評価を受け、広がり、GNPが世界第2位という、実質NO.1の地位を手に入れ、アメリカや西欧と日本の経済的「対等」感が日本人を狂喜させ、ある意味自信を持つ反面、目指すべき「雲」を見失ったのが、バブル期から90年代00年代の時代だった。
今も、その余波は、続いているだろう。ところが、2年前のリーマンショック以降顕著になってきたのは、そのGNP世界第2位の地位を、たぶん中国に奪われた実感である。ここ最近日本製品は、強敵中国、韓国製品の威力に押され気味だし、インドや南アフリカなど、高度成長の国の躍進は目覚しい。
ここへ来て、しかし、また日本は、持ち前の「追いかける立場になると強い」体質を目覚めさせてきているように思う。
70年代と似ているのは、そんなところもあるのではないか。

さて、わたしの新年の1曲は、これだ。

このYouTube動画は、たぶんイーグルスのデビュー直後だと思うが、グレン・フライのこの若造ぶりは笑える。目が暗く、頬がこけている!
イーグルスは、70年代を代表するアメリカのバンドだろうし、見てください、このTシャツとジーンズ!これぞ、カリフォルニアって感じで、当時日本の若者ファッションは、どうもアメリカをカリフォルニアのスタイルでしか見てなかったんじゃないかとさえ思う。
今年は、イーグルスの日本公演がある。
前回それで話題にしたNHKのSONGSのイーグルス特集、1月12日(水)22:55から放映される。
http://www.nhk.or.jp/songs/

最後に、最近のイーグルスの動画もアップしてみよう。同じ曲をほぼ40年近い月日を経て、解散時とほぼ同じメンバーで歌っています。グレン・フライは、髪をリーゼントにしてオヤジっぽくなっているが、チェックのシャツを着ていて、だらけている。
NHKがこのイーグルスのデビュー曲にして代表曲を、どちらのバージョンで放映するか、興味深い。今から楽しみだ。