脱原発デモ@京都梅小路

 「脱・原発」の声が、マスコミで大きくなっている。
 この流れは、いま、世界中に起こっているが、地震の前には、おそらく「反原発」運動は、そんなにマスコミをにぎわせることはなかったはずだ。
 長年活動をしていた方は、自分たちの危機意識が正しかったことを、悲しく思っているだろう。
 今まで、知らないうちに原発推進政策が、行われてきたこと、それがいまさら知らないと言って済まされるかどうか、選挙権もあったし、選挙にも行っていた。それなのに、そういうことを推進していた自覚が、少なくともわたしにはなかった。
 電気は、原発がなくなっても、作れるのか。
 その上で、エネルギー政策をどうするべきなのか。
 今日の朝日新聞夕刊に、先日「身ぶり手ぶりから考えよう」という記事を載せられていた鶴見俊輔氏の講演会を囲み記事で取り上げていた。
 そこに「いままで目を背けていた問題に、今回の地震はわれわれをむき合わせている」とコメントがあった。
 
 原発については、クリーンでCO2を出さない、少ない燃料(ウラン、プルトニウム等)でリサイクルし、他のエネルギーの何倍もの効率で電気が作れる夢のようなイメージがやはり電力会社や政府の誘導で作られていた。
 「原子力の平和的な利用」
 しかし、これは確かに鶴見先生の(暗に)語るごとく、太平洋戦争に突入するときの軍部の大義名分とどれほどの違いがあるだろうか。

 うまくはいえないが、おそらく、これはまぎれもなく「文明」の今後の舵取りをどうするかの、かなりロングスパンの問題である。だから、3.11の地震が引き金であるのは、確かだが、長い年月をかけて実は起きてしまったことである。
 その修正をどうするのかは、おそらく、こうした長い年月に比例する深く練られた考えや行動が求められるだろう。
 それが、必ずしも長い時間をかけるということではないだろうが、突発的な感情や、いきあたりの行動に流されることなく、深い知恵に通じる道を探すことが必要に思われる。

 京都で「脱原発」のデモがあると、知り合った方より教えてもらった。
 地震のことを、あまり親身に考えることが、関西では少なくなってきたので、こういう機会に、思い出しながら、歩くのはいいことだと思う。
 

3・11をきっかけに、さまざまな立場の人が原発をなくしたいという
思いを新たにしています。そんな人たちが、ぜひみんなで一緒に集まって、
おおきな声をあげよう! ということで、デモ&パレードを企画しました。
多くの皆さんにご参加いただければと思います。

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<バイバイ原発・京都 パレード&デモ>

☆日時:  2011年6月26日(日) <雨天決行>
       パレード&デモは 午後2時出発         

 正午〜午後1時半   プレイベント
   チャリティー手作り広場・ミニコンサート ※参加団体募集中!
 午後1時半〜2時    リレートーク
 午後2時         パレード&デモ出発
   梅小路公園関西電力京都支店前(京都駅前)→東本願寺前広場
   ※手作りプラカードや旗やのぼり、楽器や鳴り物などのご持参歓迎

☆場所: 梅小路公園芝生広場(下京区大宮七条下ル西側)
 アクセス: http://www.kyoto-ga.jp/umekouji/access/index.html

☆参加費: 無料

☆主催: バイバイ原発・京都
 「バイバイ原発・京都」は、原発をなくしたいと願う団体、個人による、
 京都地域でのゆるやかなネットワークです。

 (連絡先) 
 E-mail: byebyegenpatsu-owner@yahoogroups.jp

 詳しくはブログをご覧ください。チラシもアップされています。
 ブログ: http://d.hatena.ne.jp/byebyegenpatsukyoto/20110524