わたしは植物には、ずっと疎いまま馬齢を重ねてきて、最近になって少しばかり勉強したり、実際ボランティアや仕事で少し関わったり、しているまっ最中だ。
いま入梅の時期というのは、「ゆり」の見ごろの時期であるらしい。
ラジオを聴いていても、各地の「ゆり園」の情報などを紹介したりしていて、今の時期のそういった観光のスポットになっているみたいである。
わたしの知人が、京都府の南丹市H町で現在、ゆりの中でも、かつては身近に自生していた「ササユリ」という種を復活させようと活動されていて、時々手伝いに行ったりしている。
あろうことか、わたしは比較的山に近い場所に住んでいて、こどもの頃から山野で遊ぶことが多かったが、このササユリ、特に花を見覚えたことがない。もしかしたら目にしているのかもしれないが、まったく覚えてないのだ。
子供のことだから、たぶんまったく興味がなく、見ていても何も思わなかったのかもしれない。
それでなのですが、実は、そのH町の知人が、そういったユリの見れるスポットを山野を拓いて造園していて、ゆくゆくはたくさんの人が山野草を見にきていただけるスポットにしようと活動している最中である。
これは実に骨が折れるし、資材やお金もいる作業なのだが、たとえばササユリなどは、本当に昔は山の植林地の下草に混じって普通に咲いていたらしい。
ところが最近めったやたらに出没する鹿やいのししにより絶滅しかかっているという。少なくとも、普通に見れるような場所にはめったに見られなくなってしまったのだ。
そうした山野草はたくさんあるようで、その保護というのは急務である。そんな活動を、身を挺して先駆け、やろうという知人の気持ちには非常に共感するし、なかなかできることではないと感心している。
いちおうプレオープンイベントのブログを紹介します。→ささえあたご山野草苑日記(旧:佐々江あたご山山野草苑準備ブログ)
また、お花好きの方、時間あるときにクリックしてみてください。