11月15日、 送別会、二次会でY1君ブルーハーツの熱唱のあと、Y2君予想外のJ-boy(浜省)を大熱唱!

送別会:元職場はM&Aに会い、同業他社に吸収された。二年前に大手企業に身売りされたあと再建に励んでいた矢先の再身売りだった。
うちの部署では社員がちょうど半分、パートスタッフが約八割退職を余儀なくされた。
残った社員は半分以下の労力で仕事を切り盛りしていかなくてはならない。大変だと思う。吸収先の現場も大変な様子であり、最後はばたばたした。
気がかりなまま半月が過ぎた。いまはうまく乗り越えることを祈るのみだ。
残った社員が15日に送別会を開催してくれた。そこに総勢約20名の元職員スタッフが集まった。かなり以前に辞めた人間も来てくれ、懐かしい顔を見られた。(Hさん、幹事お疲れさま!)
退職者から、厚労省主催の職業訓練にすでに行っていたり、また別な方は応募者が多く試験を受けたらひどく難しかったという話も聞く。
また退職してなんと旦那さんとともにお風呂やさんを任され、経営することになった人もいて、お客さんのじいちゃんばあちゃんとの交流、演歌を流していたらもっとボリュームをあげろと言われたり、飲料の自動販売機を「銭湯らしくない!」とガラスケースのものに替え、安売り店でジュースを仕入れて売っているだの、かなり興味深い話を聞けた。その銭湯は京都駅の南にある「ラーメン博物館」のすぐ近くにあるらしいので、よければ行ってみてください〜
さて、タイトルは二次会に行ったカラオケでの話だ。
久しぶりというか、元職場はほぼ年中無休だったためもあり、なかなかみんなでカラオケというのがなかった。
こうして会社が解散に近くなって飲み会や遊びにみんな行けるようにやっとなったというのも悲しいが、できなかったのは会社の状態や時節柄も原因であろう…実際入社した頃はよく行ったものだった…
しかし、最後にはなったが行くことができて、よかったと思いたい。
Y1君(Y君は二人いたので)は、ブルーハーツ世代なのであろう。薔薇の歌を歌っていた。
カラオケの歌詞が出るモニターに最後にその歌の発表の年が出る。これがなかなか意外な古さが認識でき、面白かった。
ブルーハーツが何年だったか忘れたがたぶん1992〜3年だろうか。
同じような年代でドリカムの「決戦は金曜日」が1992年、これはほぼ目星がついたが意外な古さだ。
いちおう最年長のMさんがSugarBabeのダウンタウンを歌っていたが、これは1981年。もはや30年前に近い…ぜんぜん古く感じないが〜
この他、元営業バイトのI君が山崎正義バージョンの「M」を歌った。これはオリジナルはプリプリで1988年か1989年?ちょうど20年も前〜リメイクは最近だろうか・(画面見忘れた)いい曲だ。
最近の歌ではサルベージ(中島美嘉)くらいかみんな年代的にちょっと古め曲が多かった。
しかしそんなに古く感じないのはひょっとして時代がやはり昔みたいに変化してないからだろう。
これが60年代や70年代となるとさすがに懐メロとなる。90年代はいまから約20年も前なのにまったく古さを感じないのは音楽そのものが、60年代70年代の20年間みたいに革命的に激しく変化してないからじゃないだろうか。
さて二次会も終了に近づき、驚くべきことが起こった…
職場では歌を、しかもそんな曲を歌うことなど、その風貌や仕事ぶり、無口さ、どちらかというと取っつきにくく意思疏通がはっきり言ってしにくく(失礼!)、ある面みんな手を焼いていたキャラからは想像もできないことだった…
みんなもたぶん
へ〜、浜省歌うん。JBoyって?ふ〜ん、歌えんの?ほんまに〜
と疑っていたはずだ。
しかしワンフレーズ、ツーフレーズ聴いていくと、これが、
!?
となり、さらにすすむと
えっ?Y2くん…まさか…
となり、なんと「う・ま・い…」とみんなあぜんとした。
そして、曲は驚きとともにあのサビの部分に突入〜
♪ジェイボゥイ〜うちこわぁせ〜よくぼうってやつを〜
!!浜省!サイコ〜となり、大拍手〜
Y1君は「最後にええとこみんな持っていかれたみたいな〜」と嘆いていた。
私もひさびさにカタルシスを感じた。まさかの代打ホームランというか。ちなみにY2くんにもっと歌ってくれと言っても、他の曲は知らないといって歌ってくれなかった…。
昔中学の国語で安岡章太郎の小説「サーカスの馬」を習った。背中の曲がった醜い馬がサーカスの舞台では見違えるような輝きを見せるのを見て、日頃勉強ができず劣等感に悩む主人公が勇気ずけられる話であった。
人間いや人生というのはわからないもんだ〜
まさにY2君はサーカスの馬であった…
知ることができたのは最後の土壇場の二次会であるとは。。
Y2くん、またカラオケ行こうね!