仕事先で「教授」のschola 全3シリーズ一挙再放送を見れた

初仕事が終わった。
雪の日に比べれば寒さはましだった。
しかし3時を回ると、温度計は2℃を指していた。
仕事先にはタクシー運転手の休憩室があり、給ガス中そこで休むことができる。
スタンド内およびほとんどのタクシーは禁煙なので、勢いそこはたばこ吸い場となる。
ただ夜中は寒いためか、トイレを利用する以外は車から降りない方が多い。
今日はそういえば、坂本龍一の音楽「教育」番組、scholaの特集があったはず、と思い、チャンネルを12にしてつけていた。
お客が途切れるときはそこで見ていて、なんと4時になるまで、断続的に見れた。
やはり新年早々でまだタクシーの数も少なくそのおかげか。
この番組は一回だけ最初のオンエアーのとき見て、このブログでも紹介した。
素晴らしい番組だった。
それにしても、ジャズピアノの山下洋輔やYMO(イエローマジックオーケストラ)のメンバーがそろい、演奏もしていて、見所満載であった。
なにより、ジャズの進化・スイング→ビバップチャーリー・パーカーが始めたアドリブ奏法)→クール(マイルス・デイビス)→フリージャズ(コルトレーン)や、R&Bの起源、ドラム奏法の用語など、手に取るようにわかった。
自分が何も、そうした知識をほとんど持っていなかったのが、アナウンサーの声で解説されると、よくわかった。
しかもセッションに参加していた学生の上達の仕方が、この世のものとは思えない。
プロのミュージシャンの実力を見せつけられた。
YMOが、いったい何をあのころやろうとしていたのか、まったくわかってなかったことも、わかった。
コンピューターを使った規則的なリズムを、どう調節したら、いろんなグルーヴ感を表現できるか、またその機械リズムと人間のる独特のリズム(グルーヴ)を融合させたらどんな音楽ができるか、発達したテクノロジーを駆使し、壮大な実験を行っていたのである。
番組を見て考えざるを得なかった。
自分ははたして「音楽」を聴いていたのだろうか?
いい教師というのは、われわれに時としてこんな思いを抱かせ、まったく新しい視角をわれわれにもたらし、教える科目への取り組み方を激変させてくれる。
このような授業がわたしの学校にもあれば、今頃レコードの二、三枚は出せていたのではないだろうか。
しかし、良くできた番組だった。

今日は、家の近くがアイスバーンなので、車を使わず地下鉄バスを使い出勤した。
ただ帰りには始発まで待たねばならず、なんとかなると思っていたが、開いているのは牛丼屋のみ。
京都駅もまだ4時台は入れない。
駅前にはなか卯がある。中は夜行バスで到着したのか、それとも始発待ちなのか、スキーらしきものを抱えた若者で一杯だった。
大きなサムソナイトを引っ張って歩いている女の子も見掛けた。
若いな〜。
しかし寒いのにどうするつもりなのか?それを考えず動き回るのが若さの印だ。
わたしも無謀にも歩き始めたが、京阪の始発が5時過ぎにあるのを携帯で調べ、駅まで歩くことにした。
すると橋のそばにマクドを見つけた。
昔オールナイトだったKふね屋が少なくなり、24Hはマクドのみ。しかも100円で。
恐ろしい企業だ。
なんとなく後ろめたいが、都合よく利用してしまう。
実際助かった。
老人の二人連れが朝食?しながらおしゃべりしている。
下は京都駅八条口。タクシーが客待ちしているが、朝5時前でさすがに台数が少ない。