アラフォー5年鑑11 TOTO「99」(2)ばっちりな動画とあやふやな訂正

前回、TOTOナインティナイン(99)を取り上げたが、YouTubeに見事素晴らしい動画が上っていたので、紹介する。

これをみるとよくわかるが、ずいぶん記憶?に、誤りがありました。
ピアノを弾いているのは、デビィッド・ペイチだが、確かにこの曲はピアノバラードなのである。しかも、なんと歌っているのはギターのスティーブ・ルカサーであった。
このナンバーは、キーボードのソロしかなく、ギターは伴奏でしかないので(イントロと終わりで若干キーボードやピアノに絡んでくるが)彼はボーカルに専念しているようだ。しかもレスポールではなく、テレキャスターを弾いている。
キーボードを弾いているのは、ジェフ・ポーカロだったのではないか。(←訂正:スティーブ・ポーカロの間違いでした。ジェフ・ポーカロは、ドラマーです)この人は、たしか事故で亡くなったのでは、、。(このスティーブとジェフは、兄弟のはずで、確かどちらかが事故で亡くなったはずだ。これで実質TOTOは、ピリオドを打ったといっていいだろう)
それで、キーボードはずっとTOTOサウンドのトレードマークだったが、実際に弾いていたのは、このスティーブ・ポーカロであったのである。
ちなみに、この「99」のYouTubeでは、普段ボーカルの方もキーボードを弾いている。3人も鍵盤楽器を弾くような曲は、あまりないのではないか。
たぶんローダウンも、キーボードはスティーブ・ポーカロが弾いていたのかもしれない。
ただ、楽曲にデビィッド・ペイチが、深く関わっていることは間違いないだろう。

ホールド・ザ・ラインとローダウンの動画がないか探してみよう。

やっぱりありましたね。(ホンとなんでもあるな〜)

つづいて、ローダウンは?

やばッ!しっかりありましたぜ。ただ、動画はなく、アルバムジャケットの大写しのみだが、、
このアルバム「シルクディグリーズ」は、大ヒットアルバムだが、なんと1976年発表らしい。意外と古い。1976年といえば、わたしは小学校6年だった。そのとき、友達がビートルズのファンだったが、このアルバムもいいぞといって、わたしの家に持ってきてくれたのが、イーグルスHotel California だった。おまけにこの頃、フリートウッド・マックも確かアルバムをヒットチャートに載せていたはずだ。
すごい時代である。しかも、小学生が洋楽を聴いていたとは、恐ろしい時代だ。

さて、Hold The Line と Low Downで、イントロに流れている基調フレーズがおわかりであろう。これが、ずっと最後まで繰り返され、そのベースのうえで歌が作り出されている。
このLow Downにいたっては、さびの部分にまで、時計の秒針の響きのようにメトロノームのように正確に、キーボードのメロディが奏でられているのに注目されたい。ベースのチョッパー風の響きが合間に差し挟まれるのが、この元祖AORの面目躍如的な、都会的で華麗なアレンジだが、基本は、あのビートルズのディ・トリッパーで使われている、反復フレーズ法(正確な名前は知らないので、こう命名するが、「リフ」というのが正しいようだ)であるのだ。
ちなみにビートルズの動画もあさってみよう。(携帯でご覧の方、料金かかるようなら、PCでご覧ください、、、)

比べてみてください。