佳境のNHK火曜ドラマ☆ナイト

この間、火曜日が村上春樹の『ねじまき鳥と火曜日の女たち』の影響かNHKのドラマの曜日になっていると申しあげた。
少し内容的に悪口のような書き方になってしまったので、念のために書きますが、今回の火曜ドラマ二本立てはかなり面白いし、よい出来です。
いま佳境になってきて、サスペンスや謎解きでいかにコマーシャルの隙にチャンネル変えられるかを防ぎ、来週もみさせるためいいところで終わらせるかを露骨に競う民放ドラマとは違った意味で、目が離せない。
カレ、夫、男友達』も『ビターシュガー』もかなりタイトル通り苦いドラマだが、良質のリアリティに貫かれている。
それは『ビターシュガー』の主人公が語っていた「苦い思いをしなければ愛のはかなさはわからないが、苦い思いをしたからこそ見える人間の温もりもある」という台詞、これが、これらのドラマの感覚のしなやかさと鋭さと純粋さを物語っている。
それぞれ主演の真木よう子とりょうが、熱演していて思わず見させてしまう。
いずれも女性小説家の原作のドラマ化だ。
女性による女性のための 女性のドラマ、しかし男性が見ても面白い普遍性もある。
いままでも女性ライターのドラマは多かったが、これだけ増えると男性シナリオライターはどこにいったの?と思う。
三谷幸喜くらい?しか、しらない。
まさに『火曜日の女たち』であるな〜。

今日は雨の予報だった。夜勤明けだったが、特別に入ってくれと言われ、昼勤をした。傘を持っていったが降らなかった。
お客さん(タクシーの乗務員)の話では金曜くらいまでは降らないとのこと。
おかげで、春先みたいに暖かい日だった。
「橋下旋風」の熱気だろうか。京都は大阪のなにしろ隣だから。
どうなることだろうか。おそらく震災がなければ、このような大差で維新の会が勝つことはなかったのではないか。
少々驚きの結果だった。