朝起きてから忙しくずっと靴下が履けていない、こういうときにうってつけな音楽〜ベル、セバ。

いまやっと朝御飯を食べて靴下を履くところ。
(いきなり昨日から「介護日記」をつけ始めています。)
母のディサービスの送り出しが終わり、しばらくぼーっとして何をしていいかわからなかったが、靴下を履いていなかったのと朝御飯がまだ食べれてないのを思いだし、先にご飯を作ることにした。
送り出しのヘルパーさんが朝8時25分に来てくれ、母の排泄と食事の介助をしてくれる。ディのお迎えが9時半には来るので、いまの母の状態には、なかなかタイトなスケジュールである。
いろいろやることが増えていて、手際よくやってもギリギリ一杯という感じだ。
メインは食事と玄関段差に簡易のアプローチをかけ、電気式の昇降機に室内用の車イスから移乗し、昇降機を降ろして屋外用車イスに移乗させ、アプローチを後ろ向けに降りる。
この方法は、福祉用具のレンタルの業者さんが発案し、実際の試験的なデモを先月のたしか3日だったが、母を病院から介護タクシーで一時帰宅させ、ディの職員さんやケアマネさん、ヘルパーさんたちにも集まってもらい行って、いけそうだということになり採用した。
あのときは雨にも関わらず、病院の地域連携室の方、担当看護師さん、それと研修生も来てくれ総勢14〜5名の大人数による実験だった。
母は退院後今日が4回目のディサービスになる。

今朝はちょうど近所の母と同年輩の方が通りかかり、その様子を眺め驚かれていた。
天気がよく、散歩されていたのだ。「最近見ないなと思ったら、いつもは見かけたら挨拶してくれやはったのに、、」と軽くショックを受けられていた。
しばらく立ち話をする。わたしも久方ぶりに会う方だった。お子さんはわたしの中学高校の先輩だった。お孫さんやその息子さんの話なども少し聞いた。

たぶんそれでやることを考えるのに思い出さねばならなかったのだ。
ヘルパーさんからは、母が帰ってくるときに受け入れのヘルパーさんに、まだ外が明るくても部屋の電気をつけてそのまま帰ってほしい、と伝言を指示される。
わたしが帰宅の遅いときは母のいる部屋が夜に真っ暗になってしまうからという配慮である。
今日はいまから仕事なので電気をつけたまま出掛けるつもりだったが、そのように頼むことにする。
あと、ベッドで身体を安定させるためにバスタオルをまるめてクッションがわりにしているが、なにか芯になるものを、椅子用の座布団みたいなものがないか?と尋ねられた。
たしかあったので出しておくと答える。
こういうことはついうっかり忘れてしまうので、早めに動くことにする。

朝御飯は少し冷蔵庫に残っていたご飯と、母が昨日食べきれなかったおにぎりを温め、またチャーハンを作った。
母は、入院時より白いご飯を小さいおにぎりにして、手で持ち少しづつだが自分で食べる。
そういうことをしてもらっていた。なぜかそうすると食べるのだ。
昨夜、吸い物を作ったときの豆腐の残りも少しあって、それを水気を切り、細かくきざんで混ぜることにする。
なんとなくべちゃついてしまったが、量は増やせた。
こういう感じで時間はすぐたって、もう出勤せねばならない。
なぜか天気はいいが、昨夜遅かったせいか、気分が晴れない。
こういうとき、わたしは最近聴いている音楽がある。
昔会社にいた同い年の同僚が中古CD屋さんをやっていたくらい音楽通で、いいですよ〜と紹介してくれたバンド。
ベル&セバスチャン、略してベルセバ
これが妙に心に入ってくるんです。
まだ靴下を履いてなかった。もう裸足では寒い季節になった。