稲木

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最近、稲木に稲を干す光景はなかなか見なくなった。

そもそも田んぼがかなり宅地になり激減したうえ、稲刈りと同時に脱穀ができるコンバイン(稲刈り機)の登場で、刈った稲を天日干しする必要がなくなった(でも味は天日干しすると美味しいらしい)。

むかし、そのコンバイン以前の子供の頃、稲木が組まれた田んぼで、野球やキャッチボール、凧揚げをしてよく遊んだ。

いまこうして久しぶりに見ると、刈った稲が干された田んぼには、なぜか人を惹き付ける魔力があり、思わず入りたくなってしまう。

たぶん子供はこの誘惑に抗いがたいのだ。

もしかすると、それは古代から長く続く稲作文化のあらわれかもしれない。

祝祭的な意味あいがあったのかもしれない。

わたしたちは一度も、農家の人の注意を受けたことはなく、大人たちも当たり前に考えていたようだったから、、、。

今年はしかし害虫が異常発生し、無惨な田んぼが多く見受けられた。

梅雨が長かったせいがもしかしたらあるのかもしれない。

今朝はかなり夜中から続いた雨が昼までやまなかった。昼過ぎにやんで、雲が晴れ比叡山があらわれた。

(久しぶりに更新します。)